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(放送事故、ハプニング)タレコミコーナー 番外編

封印されたマンガ編

●発禁、回収になったもの(発禁は発売禁止の略ですが実際は出版側の自主規制)
●雑誌→コミックで変更、不掲載になったもの
●コミックの改訂版で変更になったもの
 など
●コミック→テレビで変更になったものは 放送事故・ハプニングタレコミコーナー
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か〜
がきデカ(山上 たつひこ、週刊少年チャンピオン)
チャンピオンコミックス3巻の「すけべえ屋開店!!の巻」に変更された箇所があります。
新装開店したラーメン屋「悦楽軒」が舞台の話なのですが、この中で、
こまわり君がタマキン(作中の表現。実際にはペニス)でラーメンを食すシーンがあり、
「くやしかったらタマキンでラーメンを食べてみろ」
と挑発されたジュンちゃんが挑戦しようとするのですが、それを止めようとするモモちゃんと、けしかけようとするこまわり君のやりとりのシーンが書き直されています。
元々は、2人がジュンちゃんのパンティ(と書くのがふさわしい気が)をあげたり降ろしたりしながらやりあう絵でしたが、いつの頃からかは知りませんが、セリフだけそのまままで、2人が直接言い合うような絵に差し替えられています。
これは「雑誌→単行本」の段階で直されたものではなく、単行本でも当初は上記のようなものでした。
このページだけ絵が明かに違っていて違和感がありますね。
なんなのでしょうね。下着を上げたり下ろしたりというシーンが、そんなにマズイとも思えないのですが。
(とれぽそさん)
君の白い羽根(末次由紀、KC別フレ)
講談社から出版されていた少女漫画(エデンの花、君の白い羽根)等に、井上雄彦「スラムダンク」「リアル」等の漫画からの構図やイラストの盗用が問題となった。
講談社は盗用だったとして謝罪し、末次由紀の単行本を絶版・出荷停止にした。

キャンディキャンディ(原作:水木杏子、元画:いがらしゆみこ、なかよし)
著作権を巡って、原作の水木といがらしの間で訴訟になった。
その理由で、再放送、DVD化、ビデオの再販売もされていない。
いがらしが水木の同意を得ずに、無断で本作を利用したのが著作権侵害にあたるのではないかというもの。
確定した判決では、マンガの原作がある場合、原作については、原作者のみが著作権者であり、絵を含めたマンガについては、二次的著作物という位置づけになるということが認められた。
よって、アニメ化やキャラクター商品化については、マンガの二次使用権の利用ということになり、続編や番外編を作るかどうかの判断は原作者だけができることであり、すでに描かれたマンガについては、原作者が合意することなく、営利目的でマンガはもちろん、アニメを作成、複製、又は配布してはならないし、キャラクター商品も作成や販売をしてはならないということになり、いがらし側の敗訴という結果に終わった。
(wikipediaより)

裁判になる前にビデオ化されてまして大きなレンタル屋とかには置いてある場合も。私の近場の店に置いてます、全巻ではないですが。(牧村ミッキーさん)


こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治、週刊少年ジャンプ)
連載開始時の名前は山止たつひこというペンネームでした。
しかしペンネームの元ネタの漫画家の山上たつひこからクレームが来てしまい、連載100回を達成してから本名の秋本治に変更。
山止たつひこの名前で出ている単行本はかなり貴重です。
現在増刷されている単行本は名前が秋本治になっています。
(最強隊長さん)

(画像提供 放送禁死さん)


面白いのは、巻末の著名人のコメント
1巻・小林よしのり「山止たつひこは仏さまのようなおひと」
3巻・大田裕美「山止さんにお会いしてびっくり」
5巻・アグネス・ラム「日本のファン代表はミスターヤマドメ!?」
 全部、「山止たつひこ」→「秋本治」に、きっちりと直されております。5巻はご丁寧にも「ミスターアキモト!?」に。
(galleryさん)
1巻の第1話
競馬の予想が外れ大損をした両津が腹いせに新潟から上京して道を尋ねた男性を追い返、
「東京はおまえみたいな百姓が来る所ではない。新潟で米でも作ってろ」
と発言しているが、現在発行されている単行本では「新潟」の記述を削除し台詞も修正。

(1988 第66版)

4巻の第1話 派出所自慢の巻
倫理上の問題(出向先の水元公園派出所の班長が旧軍かぶれだったり、
中川が「天皇陛下バンザーイ」と叫びながら銃を燃やすシーンが後に削除され、

(1988 第57版)
「こちら葛飾区亀有公園前派出所 下町奮戦記」に掲載された「野球狂の男の巻」が代わりに収録されている。

話を簡潔に説明すると、
カゼで欠員の出た他の派出所に、中川と両津が応援にいくという話。その派出所というのが、旧日本軍かぶれの所長で、派出所の中は村田銃やら二式小銃やらのコレクションが飾られていて、派出所のあまりの寒さに、2人は古い小銃の木製銃床でたき火をし、暖をとります。それを見た日本軍かぶれの所長とのいざこざがスラップスティックへと発展する例のパターンで話が話なので、「帝国軍人」「神国日本」「玉砕精神」等の物騒な単語が続出します。(MAXさん)



(1988 第57版)

原作の第一話で中川が配属される前にいた警官を両さんはロシアンルーレットをして死んだと喋ってましたが、最近では「マヨネーズの一気飲みが得意だった」にセリフが書き換えられております。(パトロール艦さん)
54巻「両さん人間ドックへいく」

麗子が、
「両ちゃんならエイズになっても死ななさそうね」的なセリフが
ありました。

その後、両津勘吉が
「バカ!この時期にそんな事いうと問題になるんだよ!」
とフォロー(?)してました。

ただし、現在では台詞が変更されて
「両ちゃんなら裸で宇宙遊泳しても絶対死ななそうね」
「あたぼうよ! 体のつくりが違うからな ははは! ふざけるな! そんな事出来るか! わしはロボットじゃないんだぞ! 出来るかァ!」
になっています。
(T君さん、松茸団さん)

文庫版初版(96年末発行)エイズ
単行本40版(96年頃) エイズ

消された発言
「パトロールの合間にパチンコへ行く」
「警官の善し悪しはうまくごまかせるかできまる。そのぐらいできんと一人前にはなれん」などの警察をおちょくる発言
銃を撃ちながら「ドラネコめ、今日という今日は生かしてかえさん! 死ね! くたばれ!」
(「死ね」「殺す」などを「ぶっとばす」に変更している例が多い)。
10巻「ガンファイター!の巻」

明らかにインディアンの仮装をしている両津を中川が「コーンフレークのキャラクターみたい」と、意味が取れにくく台詞が変更されてしまっている例がある(おそらく「コーンフレーク」はシスコから発売されていた「シスコーンシュガー」の事と思われる)。
初期の版では「インディアン」とはっきり出ていたが、前後の台詞や展開が問題(ウェスト90cmの両津に合う衣装がインディアンしかない事と、インディアンの格好をした両津が「お前ら頭の皮を剥いでやる」と叫んで子供に襲い掛かった事など)だったため、変更になった可能性もある。

ジャンプ掲載時では地震を想定していたストーリーが、その後に発生した阪神・淡路大震災のためにコミックス収録時に内容が差し替えられた事がある。
高層ビルの上層部から男達が落ちてくる(マンガなので死傷者なし)話がアメリカ同時多発テロ事件後の11月に発売されたコミックス(127巻)に収録されず、次巻に延期された。
「射殺命令!の巻」という話のタイトルが「テレビ出演の巻」に変更されている。
「三億円事件の犯人さん時効まで後9日 頑張れ!」と書いたポスターもただの白い紙になっている、さりげなく台詞やポスターなどに提示された実在有名人の名前を消す、爆弾犯人の名前を消す(寺井洋一と書いてあった)、など背景にも変更点が多い。
初期作品では作者がファンだった太田裕美、アグネス・ラムなどに関するメッセージが、背景の至る所に見られたが、90年代以降の版ではほぼ全て消されている。
「キチガイ」「死ね」「殺せ」などをはじめ、犯罪助長系、時事系(アイドル名、首相名、円相場など)いっぱいあります。それとひとつ面白いのを見つけました。「九州から」が「田舎から」に変更されていたもので、規制によって逆に溝ができてしまった珍しい例ではないでしょうか。(通りすがりさん)
台詞の差し替えが多いのと共に、初期の話数では背景に小さく書かれている作者の心の叫びともとれるラクガキも修正されまくっています。
ほとんどは「締め切りまで時間がない云々」の他愛もないものですが、中には「アグネスラムを輪○したい」とか
「太田裕美ちゃんにドッキリカメラ仕掛けた○○テレビ、局に火をつけてやる!」など、少しヤバい言葉もあったりして、探してみると面白いですよ。(皆Barさん)
このように、細かい箇所まで含むと改訂箇所は実に数百箇所に及ぶため、初期作品を近年の増補版で読む際は、当時の原作のままでない事に留意する必要がある。
単行本掲載については、上記の問題点も連載誌掲載時の時代背景からは多少の批判はあるものの許容範囲のものであり、時代背景の注釈をつけた上でオリジナル版を掲載して欲しいとの根強い意見がある。

●発禁、回収になったもの(発禁は発売禁止の略ですが実際は出版側の自主規制)
●雑誌→コミックで変更、不掲載になったもの
●コミックの改訂版で変更になったもの
 など
●コミック→テレビで変更になったものは 放送事故・ハプニングタレコミコーナー
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